さまざまな情報が脳内で処理され統合されて「知覚・意識」となる過程を、行動実験や脳活動の測定を通して明らかにすることを目指しています。MRI、脳波、経頭蓋時期刺激、経頭蓋電気刺激など、さまざまな測定法を使って研究を進めています。駒場キャンパスのMRI装置の運営委員長も務めています。
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精神疾患や思春期発達に関する脳MRI画像研究、脳波研究、神経心理研究、スティグマ(偏見・差別)研究を行っています。教育では、東京大学学部横断型教育プログラム「こころの総合人間科学」の取りまとめを行い、精神疾患に関する講義、実習を担当しています。
認知実験や脳機能計測をもちいて、さまざまな認知機能がどのように摂食を制御しているのか、ということを解明しようとしています。教育では、駒場キャンパスのMRI実験装置を使って脳認知科学実習などを担当しています。
駒場キャンパスにあるMRI実験室、脳波実験室、乳幼児実験室の運用等を担当しています。
政治学が専門ですが、制度や行動の背後にある心理過程に興味を持ち、社会科学と神経科学の異分野融合研究に取り組み始めました。社会科学の知見をいかしながら、脳機能画像解析など神経科学の方法を用い研究を進めています。
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統合失調症、気分障害をはじめとする精神疾患を持つ方の治療を専門とする精神科医です。統合失調症、特に発症早期の神経画像・神経生理研究や、多施設共同による精神疾患の客観的バイオマーカーの実用化研究などに従事してきました。近年では思春期コホート調査を含む思春期の総合人間科学的研究、霊長類とヒトで共通の手法で計測できるトランスレータブル脳指標の開発研究なども手がけています。また、障害のある医学生の支援や医学におけるダイバーシティとインクルージョンの教育の推進のため、医学のダイバーシティ教育研究センターを運営しております。
自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)などの発達障害及び様々な子どものこころの問題を担当する児童精神科医です。特に、重症チック症であるトゥレット症候群及び児童・思春期に発症する強迫症(OCD)を主な研究対象としています。そして、これらを中心としつつ、強迫性と衝動性、また、「くせとこだわり」について発達的観点から理解を深めてよりよい対応ができるように目指しています。
こころの健康(メンタルヘルス)に取り組んでいます。精神健康に困難があったとしても自分の望む生き方ができるよう、多様な背景をもつ方々と力を合わせて社会やサービスを共に創りあげることに取り組んでいます。
ヒトの脳は安定かつ柔軟な臓器です。なぜヒトは数十年間の記憶を保持しつつ、同時に初対面の人の顔や話し方も覚えられるのでしょうか。安定性と柔軟性の背後には神経細胞間のつながり(シナプス)の精巧な機能が存在しています。顕微鏡を使って神経細胞のかたちとはたらきを調べるのが我々の研究室のアプローチです。様々なイメージングの方法論を開発し、それを応用して脳の機能の秘密を解き明かします。
大規模データと人工知能技術を用いて社会分析を行う計算社会科学を専門としています.個々の人間のミクロな行動がどのようにマクロな社会現象を作り出していくのかを明らかにし,それをどう制御していくのかを研究テーマとしています.
私たち人間の視覚の脳内メカニズムを解明する実証的研究として、主として視覚健常被験者を用いた心理物理学実験を行っています。 特定の視覚刺激を観察したときにどのような知覚が生じるかを被験者に報告させ、刺激と反応との関数関係を記述していくことで、脳活動を直接計測することなしに脳内情報処理のありかたを明らかにすることができます。
ヒトの脳機能を生み出す構造基盤は、1000億の神経細胞が作り上げる神経ネットワークです。私は、心や個性を生み出す神経ネットワークの構築原理と作動原理について研究しています。とくに快・不快などの情動(emotion)を生み出す神経基盤に興味があり、個体発達と生物進化という観点から、ヒトの機能的な神経ネットワークの成り立ちと仕組みを理解したいと考えています。
専門領域は臨床心理学で、特に脳損傷をもつ後天性の障害者のコミュニティの場での支援やケアを行っています。研究としては、彼らの自己ナラティヴとその社会・文化的背景の質的分析を試みてきました。また、質的研究法の臨床心理学への適用にも関心があり、グラウンデッドセオリーのほか、ナラティヴ分析、ディスコース分析の応用および学習・教育方法の開発・普及にも努めています。
脳の可塑性を研究しています。可塑性を十全に発揮すれば、脳に秘められた潜在能力を啓くことができるでしょう。脳疾患からも上手に脱却できるかもしれません。脳の臨界点を探ってみたい――。そんな憧心と童心が、研究のモチベーションです。
人間都市情報学研究室として、都市における人々の人流や、都市インフラの低廉・迅速なモニタリング、高速な都市の三次元デジタルツインの構築等、サステナブルな人を中心とした都市の情報技術を扱っています。
脳は複雑系の典型例です。そして、この脳という複雑系からなぜか意識や心が創発します。我々の研究室では、数理工学の観点から、この複雑系としての脳を対象にして、脳から観察される高次元データの数理データ解析手法や神経細胞、神経回路網、脳の数理モデル解析手法の研究を行っています。